一人旅

インド旅行体験記! 聖地バラナシ

こんにちは。今日はインドの聖地バラナシの話をしたいと思います。バラナシといえばご存知の方
も多いと思いますが、聖なる川、ガンジス川を讃えるインドの一大聖地です。

僕は遠藤周作の小説「深い川」を高校生の時に読んで初めてこの川の事を知りました。インドでは
死んだ人をガンジス川に運び火葬し、その骨をガンジス川に流すとその魂は輪廻から解放されると
信じられている。ガンジス川とは神聖な川なのだ。とその本には書いてありました。

高校生だった僕は”世界には僕の知らない事がたくさんあるんだなぁ”と好奇心を刺激されたのを
よく覚えています。

 

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バラナシとは

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インドの北東に位置する人口120万人の都市で、ガンジス川沿いに位置しヒンデゥー教の一大聖地
としてインド国内外から多くの信者、巡礼者、観光客を集めるインド最大の宗教都市です。
ガンジス川沿いにはガートと呼ばれる沐浴場があり、ガンジス川の西側6.4kmの間に84個のガート
が並んでいます。

沐浴とはヒンデゥー教の身を清める儀式で太陽に向かい川の水を手で汲み取り、祈りの言葉を呟き
ながら自分の体や頭に水をかけ清めるというものです。僕が行った時も川沿いのガートは沐浴を
する人達で溢れていました。すごい熱気でした。

詳しくはこちら

 

バラナシ体験記

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僕が実際にバラナシを訪ねたのは確か10年前の7月だったと思います。その時僕は日本での
工場労働に疲れ果て、日本を脱出しインドを目指しました。特に目的もなくインドに入国した僕は
コルカタという街で目的地を探していました。

たまたまレストランで隣になったインド人のおじさんに「どっかいいとこない?」と聞くと「お前
はバラナシに行ったのか?」と聞かれ、僕は「行った事ない」と答えました。するとおじさんは
何でバラナシに行かないんだ?今すぐ行け!」と言い、その後そのおじさんはバラナシの素晴ら
しさについて小一時間程語り続けていました。正直言ってほとんど何言ってるのかわかんなかった
んですが、その熱意に押され、僕はバラナシ行き
のチケットを取りました。インド人は押しが強いです。

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その3日後、僕は電車でバラナシ駅に着きました。駅前の広場には無数のオートリキシャ〜や
タクシーや牛や野宿する人達で溢れかえっていました。僕には難民キャンプに見えました。
気温は40度を超え、フラフラになりながら何とか宿にたどり着きました。

とにかく暑かったです。ガンジス川のガートの近くに宿を取り、とりあえず聖なる川を見に行きま
した。そこでは大勢の人達が沐浴をしたり、体を洗ったり、泳いだりしていました。僕がイメージ
した聖なる川とはだいぶイメージが違いましたが、やはり衝撃的でした。恍惚とした表情で沐浴
する人の横で洗濯したりシャンプーしたりしているのです。インドは不思議な国だなぁと思い
ました。

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川沿いを見て回って一応渡瀬船に乗って対岸に行ったり、沐浴したり一通り観光を済ませてしまう
と他にやる事が特になくなってしまいました。その後は毎日川沿いをウロウロしていました。

ガンジス川の河原では毎日のようにピカピカの布に包まれた遺体が運ばれてきて薪で燃やしていま
した。

それをよく見ていると途中で薪が足りなくなって、まだ人の形を残した生焼けの遺体を
ドボーン!と川に流す家族も少なくありませんでした。

僕の宿の近くには遺体を焼く薪を売る店があり遺族が薪を買いにきます。その値段交渉が熾烈
でした。インドでは薪は決して安いものではないようで買い手も売り手も必死でした。

自分の家族の遺体を焼く薪を必死で値切る。それでも薪が足りなくて生焼けでドボン!

なんて厳しい環境なんだ!日本という上品な国で育った僕には現実感が持てませんでした。でも
それは現実でした。世界の広さを知りました。

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そんな光景を1週間ほど眺めていると、何だか申し訳ないような気持ちになってきました。要するに
僕は人の葬式を眺めていたのです。もし僕が自分の母親を火葬しようとして、綺麗に焼いてあげた
いのに薪が足りなくなって苦しくも生焼けのまま川に流すとしたら、それはまさに無念でしょう。
自分の経済力の無さを恨みます。

そんな光景を僕のような興味本位で訪れた旅行者が眺めているわけです。僕にはヒンデゥー教の事
はよくわかりませんが、僕の想像を遥かに凌ぐ厳しい現実を必死で生き抜くインド人達にとても
失礼な事をしているような気がしてきました。

その後、僕はすぐにバラナシを出て次の街へ移動しました。バラナシは綺麗な街でしたが、そこで
の日常はとても生々しいもので、見てて辛くなりました。

きっと僕は考え過ぎたんでしょう。でもバラナシという街には人を考え込ませる空気が漂っている
気がします。

 

 

まとめ

僕はヒンデゥー教にも聖地にも特に興味はありません。たまたまインド人に勧められたので行った
だけです。でも行って良かったと思います。どこにでもある様なありきたりな街では
なかったです。少なくとも退屈はしません。それは保証できます。

キャンプと旅の日記 《まとめ》

 

 

ABOUT ME
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woojee
こんにちは。 ユージンです。キャンプと音楽と猫が大好きな40才です。 23歳でキャンプを始めて気付いたらキャンプ歴17年。 僕がキャンプをする目的はズバリ焚き火。 「いかに薪を効率よく燃やすか?」を考えながら焚き火をいじり回すのが大好き。 都会暮らしで身近に自然がない人にキャンプや焚き火の楽しさ、キャンプ道具のカッコよさを伝えていきたいと思っています。