こんにちは。今日は犬の気持ちについて考えてみたいと思います。犬は可愛いですね。見てるだけ
で癒されます。しっぽを振ったりジャンプしたり体全体で喜びを表現してくれます。また飼い主に
しかなつかない奴も、あれはあれで可愛いですよね。犬は人間の生活に欠かせない存在になり
ました。
犬と人間の関わり
犬と人間の関わりは2万年前に遡ると言われています。2万年前は人間はまだ洞窟で生活していま
した。人間は犬に残飯を与え、犬は人間に外敵の接近を吠えて知らせるという「ギブアンドテイク」
の番犬システムが既に2万年前から成立していたらしいのです。その後人間は狩りに犬を連れて
行くようになります。犬の持つ優れた嗅覚と聴覚は人間の狩りを大きく助けました。
犬は元々群れで活動する動物で、孤独を嫌い群れと共に行動し自分よりも強いものや、群れの
リーダーには絶対服従するという習性が犬の飼育を始める上で役に立ちました。
その後人間は家畜を飼うようになります。飼いならされた犬は家畜も群れの一員と認識し、家畜
となった動物の逃走を阻止し、貴重な家畜が外敵に襲われるのを防ぐという大切な役割を果たす
ようになっていきました。
人間は犬に食べ物を与え、犬は嗅覚や聴覚、優れた運動能力、群れ本能といった特性を生かし、
人間の生活に貢献する。このように犬と人間は二人三脚で文明を築いてきました。
犬はしっかりとした役割を与えられて、その仕事を果たしてこそ服従の喜びを感じる事が出来るん
じゃないでしょうか?
犬の気持ち
現在の犬の役割は、日常生活で疲れた人間の心を癒す事です。その可愛らしい外見と、愛嬌のある
振る舞い、そしてモコモコした気持ちいい感触で人間の心の隙間を埋めるのが犬に与えられた
仕事です。子供のための情操教育という役割も果たさなければなりません。犬の仕事もだいぶ
複雑化してきましたが、犬はしっかりと人間の要求に答えてくれます。頼もしいです。
犬は本当に人間が好きです。体一杯に喜びを表現してくれます。けなげですね。可愛いです。
でもそんな犬を見ているとどうしても僕は「犬は本当にこれで幸せなんだろうか?犬にはもっと
犬らしい幸せがあるんじゃないだろうか?もっと自由に振舞っていいんだよ?」などと犬の気持ち
を疑ってしまいます。飼いならされた犬に、今更自由に振る舞えと言ったところで迷惑なだけで
しょうが、犬には犬の世界があると思うんです。人間に人間の世界があるように。

東南アジアの国タイでは犬はほとんどが放し飼です。犬は街中を自由に動き回り遊んだり、昼寝
したり、喧嘩したりしています。あれだと僕も犬の気持ちを疑うような事はありません。あれは
犬の意思で人間の近くにいるんだと思えるからです。犬の世界と人間の距離を犬が決めています。
やっぱり犬は人間が好きなんでしょう!
まとめ
結局のところどこまで行っても犬の気持ちは人間にはわかりません。その動きと表情から推測して
いるにすぎません。これが原則です。犬はその特性を生かし人間の役に立ちたいと思っているので
あって、決して人間と同じような生活をしたいと思っているわけではないんじゃないでしょうか?
これが僕の推測する犬の気持ちです。
