一人旅

最終更新日2016/11/04

ネパールの友達

こんにちは。最近寒いですね。冬本番です。ああー南国でパパイヤシェイクが飲みたいなあ…

今日は僕が3年前に旅したネパールの事を書きたいと思います。去年の3月にもネパールに行こう
と思い、チケットを取ったんですが何となく嫌な気がしてネパールには行かず、日本に帰ってき
ました。日本の周りの人達には「よかったね!」と言われました。虫の知らせっていうんで
しょうか?不思議です。でも僕にはネパールのポカラに1人友達がいます。名前はマデゥー。
彼が無事なのか?ずっと心配していましたが、先日スカイプで連絡が来ました。元気そうでした。
まだまだ復興には時間がかかるそうです。大変そうでした。暇な人はネパールに旅行に行ってあげ
て下さい。

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ネパール体験記

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僕がマデゥーと会ったのは3年前、僕がネパールを旅した時です。僕は「ネパールはいい所だ」と
いう噂を聞きつけて、すぐに中国東方航空の格安チケットをゲットしてカトマンズに向かいました。
カトマンズはちょうどインドの街を綺麗にして、人を柔らかくしたような感じでとても居心地
よかったです。旧市街にあるダルバールスクエアは歴史を感じる厳かな建造物で、独特の雰囲気が
あります。夜は怖いです。

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ネパールには世界中からトレッキング客が訪れます。欧米人が多いですが、日本人や中国人や
韓国人などの東洋人もたくさんいました。ヒマラヤはそれだけ魅力的です。そのインターナショ
ナルな活気に僕の胸は踊りました。でもカトマンズの道は迷路です。迷子に気をつけて下さい!
僕も1度ホテルに帰れなくなりました。

 

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カトマンズ近辺を1週間程見て回り、僕はゴルカという街に移動しました。ゴルカは500年以上前に
栄えた、ゴルカ王国の旧跡です。この街は街全体が要塞のようになっていて道が複雑過ぎました。
僕は宿を探していたんですが、なかなか見つからず、近くにいた現地人に訪ねました。
これがマデゥーです。始めに声を掛けた時、彼は自分の事をインド人だと言っていました。
僕たちはしばらく道ばたで話していました。そしたらマデゥーが「今日は遅いから俺の宿に泊めて
やるよ」と言うので、そうしました。助かりました。
彼の部屋で一緒にお酒を飲んでいろんな話をしました。彼は僕の1つ年上で、ポカラという街に
嫁と子供3人と一緒に住んでいると言ってました。彼は家庭を持つという重圧に疲れ果て、ゴル
カに一人旅に来たらしいのです。酔っぱらって、家庭を持つ事の大変さを熱く訴えていました。

よくよく話を聞いていくと、彼は生粋のネパール人でした。生まれてから一度もネパールを出た事
がないのに始め声を掛けた時、自分の事をインド人だと言っていました。変な嘘をつく奴だなあー
と思いましたが、何となくいい奴だと感じました。

 

僕たちは何故か意気投合し、僕は彼の住むポカラという街に行ってみる事にしました。
ポカラには湖があり、ヒマラヤ山脈がよく見える、ほのぼのした街です。ちょうどペンギン村
みたいな感じでした。この街にもたくさんのトレッキング客が溢れていましたが、何とか湖の
ほとりに宿を取る事が出来ました。
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そしたら次の日から何故かマデゥーが僕の部屋に住み着き始めました。最初はそのうち帰るんだろ
うなーと思っていたんですが、2,3日経っても帰る気配がないので僕は「お前いい加減家帰れば?
というと、「お前が1人で寂しそうだから一緒にいてやる」と言うのです。僕の背中はそんなに
孤独感を漂わせているのか?と不安になりました。「俺は1人で大丈夫だから」と言ってみまし
たが、彼は出ていきません。10日程経った頃にさすがに僕もしびれを切らし「お前ただ家に帰り
たく
ないだけだろ!」と言うと、マデゥーは「それもある」と一言。全くしょうがない奴です。

 

ネパールは資源の乏しい国です。日本のように自国で何かを造り出す事が出来ない国です。電力
供給も水力と風力発電のみで賄われているので、停電が異常に多いです。唯一ヒマラヤを武器に
した観光業だけが収入源です。決して豊かな国ではありません。

マデゥーの家も麦やお米の畑をやっているんですが、それだけではとても家族を養っていく事は
できず、畑は女の人に任せて男は街に出て、ツーリストに声を掛け、トレッキングガイドをして
家計を支えています。それがポカラという街のスタンダードのようでした。

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しかし、マデゥーは最も接客や営業に向かないタイプで、上手に旅行者に声を掛ける事が出来ま
せん。かわいそうな奴です。金を持っていないと家に帰りにくいのです。最初に会った時も、
500円しか持っていませんでした。その後の毎日の食事代や飲み代は全部僕のおごりです。
ネパールはとっても物価が安いので、おごる事自体はそんなに気になりませんが、僕としては
マデゥーの事を友達だと思っているので、どうも納得いきません。
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旅行者と現地人、越えられない壁があります。僕は所詮ただの旅行者、友達とはいっても条件付
きです。この壁に僕はいつも悩みます。旅行者同士で遊んでいればこんな悩みは生まれないんです
けど、やっぱり現地の人と遊ぶのが僕は好きなんです。面白いから。

 

その後もマデゥーは僕の部屋に居続けました。彼は酔っぱらうと5分に1回位のペースで、
子供が3人いるから金がかかる。どうしよう?
結婚するのが早過ぎた
お前は1人で羨ましい
などと愚痴をこぼし始めます。毎日です。
僕は面倒になり「お前が自分で結婚したんだろ!
子供だって自分で作ったんだろ?
自分で金を作れ、アホ!
と厳しい言葉を浴びせていました。本当に情けない奴だなあーと思う反面、自分の弱い部分や
ダメな部分を見せつけられている様な気がして邪険に出来ませんでした。

 

僕も暇だったので、マデゥーと一緒に客を捜しました。道行くツーリストに声を掛け、トレッキン
グに案内します。単純なんですが、なかなかうまくいきません。マデゥーの気持ちがわかりました

でも運良く1組の夫婦をトレッキングに誘う事ができ、4人でトレッキングに行きました。
山でのマデゥーは別人でした。水を得た魚とはまさにあれです。ヒマラヤの急斜面を軽々登って
行きます。空気も薄いというのに、ネパール人は山の民です。絶対に追いつけません。
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僕はさすがに家で待つマデゥーの家族がかわいそうになり、マデゥーに1万円渡し、一緒に家に
帰りました。マデゥーの家は昔の日本家屋をぼろくした感じで、とても綺麗とはいえなかったけ
ど、そこに住むおじいちゃん、おばあちゃんや奥さんと子供達3人はとてもあったかく僕を迎えて
くれました。みんなマデゥーの帰りを待っていたようでした。愛のあるいい家族です。
マデゥーが羨ましかったです。
こんないい家族がいるのに家に帰りたくないなんて、こいつは人間のクズだな!と思いました。
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結局マデゥーとの共同生活は1ヶ月続きました。その間彼は家族の愚痴をこぼし続け、僕は彼を
罵り続けました。さすがに僕もうんざりしてきて、こいつはただの扶養家族だと思う様になって
いました。典型的なダメ親父です。
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僕がポカラを発つ日、マデゥーはバス停まで見送りにきてくれました。僕がバスを探していると、
マデゥーは突然姿を消しました。全く最後までしょうがない奴だなあと思っていると、マデゥーが
1台のバスの中から僕に手招きをしています。
そのバスに乗り込むとマデゥーが僕の席を確保して待っていました。窓側の一番後ろ。僕の好きな
場所です。やっぱりお父さんですね。
マデゥーが偉くみえました。嬉しかったです。
固い握手を交わし、
マデゥーはバスを降りて行きました。
1ヶ月間ずっと一緒にいたので、彼が隣にいるのが当たり前になっていた僕は、マデゥーが降りて
行ってしまうと、急に悲しくて泣けて来ました。今度いつ会えるか?なんてわかりません。

バスが動き出した時、外を見るとマデゥーと目が合いました。僕は涙を隠し、手を振りながら
心の中で「ひどい事一杯言っちゃってごめん!」「絶対また来るから」とつぶやきました。

 

ネパールは噂通りのいいところです。ご飯もおいしいです。一度行ってみて下さい。

キャンプと旅の日記 《まとめ》

 

 

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