僕が旅から学んだ事

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こんにちは。何度も書きましたが僕は旅が好きです。今までいろんなところを旅してきま
したが、一生を旅に捧げるようなバックパッカーと比べたら僕のしてきた旅など子供の
遊びのようなものでしょう。

そんな僕でも旅の中で学ぶ事があります。宿で一緒になった旅人や移動のバスで出会う
地元の人たちから教えられます。その中でも最も印象に残っているものを1つ紹介します

 

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あれは確か12年前だったと思います。場所はインドのゴア州。言わずと知れたヒッピー
の聖地です。その当時ゴア州では毎日のようにパーティーが行われていて、世界中から
パーティーフリークが集まり楽園を謳歌していました。僕もそんな楽園の甘い匂いに誘わ
れてその地を訪れました。

インドは2度目でしたがゴア州は初めてだった僕は、その街の持つ開放的でダークな
雰囲気に圧倒されていました。バイクにまたがりさっそうと走り抜けるドレッドヘアーの
西洋人の姿を見て、何となく自信をなくしていたのを覚えています。

スクリーンショット 2015-10-27 19.51.37

とりあえず宿を探そうと思いメインビーチ沿いの小道をうろついているとどこからとも
なく声が聞こえてきました「Hey! Come on!」「Come inside!」僕がそちらに顔を向け
ると2人の白人のおじさんが勢い良く手招きしていました。

僕が「Good room?」と聞くと「Yes! sure Come inside!」何だか楽しそうだった
ので僕はそこに宿をとりました。その2人のおじさんの名前はチャックとジル。

チャックは身長190cm位で痩せていて全体的に縦長で細長い感じ。一方ジルは身長160cm
位、筋肉ムキムキでズングリムックリした感じ。ちょうどウォーリーとポパイを30歳位
老けさせたような感じで、漫画を見ているようでした。

その2人は自称ヒッピーでした。見た目は不良中年でしたが、ヒッピーの定義は僕にはよく
わからないので、自分で言うんだからこの人達はヒッピーなんだろう!と納得しました。
2人は幼馴染みらしく、毎年12月〜3月はこの宿で過ごすといっていました。

その宿はレストランが併設されていて、外に出なくても生活が成立します。怠惰な僕は
毎食そのレストランで済ませていました。例のヒッピー2人組も僕と同じスタイルだった
ので僕たちはすぐに仲良くなりました。

その2人は親子ほどの年の差のある僕にいろいろな事を教えてくれました。パーティーの
行われている場所や、パーティーでの注意事項、荷物の運び方など僕にとっては痒い
ところに手の届いた値千金のアドバイスをたくさんしてくれました。あれは今考えると
本当に助かりました。

そして僕達は一緒にたくさん遊びました。一緒にパーティーへ行き、一緒に泳ぎ、一緒に
ビーチを散歩しました。パーティーの時にチャックが見せる交通整理を早送りにしたよう
な高速ダンスは本当に面白かったです。今思い出しても笑いがこみ上げてきます。
あの当時のゴア州は噂通りの楽園でした。
スクリーンショット 2015-10-27 20.33.01

そしてあっという間に2ヶ月が過ぎました。楽しい時というのは一瞬で過ぎ去ってしまい
ます。特に予定があったわけではないのですが、僕は移動しようと思いバスのチケット
を取りました。

その事をチャックとジルに伝えると「最後の日は何がしたい?どうしてほしい?」と
聞いてきました。僕は照れ臭かったので「いつも通りでいいよ」と答えました。

そして出発の日の朝僕はいつものようにレストランで朝ごはんを食べていました。
能天気な日差しがいつものように降り注ぎ、チャックとジルもいつものように朝ごはん
を食べ、それぞれの日課をこなしていました。

僕はそのゆっくりとした時間の流れに完全にはまり込んでしまい、バスの時間を忘れてし
まいました。チャックとジルがあまりにもいつも通りだったので僕はバスに乗るのを忘れて
しまい、チケットを無駄にしてしまいました。自分でも驚きました。彼らは僕の意見を完全
に受け入れ尊重してくれました。それが本当に嬉しくて涙がこみ上げて来たのを覚えています。

それまで不良中年にしか見えなかった彼らが急に英国紳士に見えました。事実彼らは本当に
紳士でした。人の意見を尊重するという事を自称ヒッピー2人組が教えてくれました。

 

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そして去年の冬、11年振りに僕はその宿を訪ねました。チャックのダンスが見たくなった
からです。11年振りに訪れたその宿は新しくなっていましたが昔の面影を残していました

そして宿の主人に「チャックは来てないか?」と聞くと「チャックは3ヶ月前に死んだ」
「この宿で死んだよ」と答えました・・そして遺言通り遺灰はゴアの海に流したというの
です。彼のライフスタイルではそんなに長生きは出来ないだろうと思ってはいましたが
もう少し頑張って欲しかったなあ‥‥
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仕方がないので僕は海で泳ぎました。そうする以外にする事が思いつかなかったので
そうしました。もし死後の世界があるのなら、もう一度そこでチャックと一緒に
踊りたいです。

 

 

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コメント

    • S
    • 2015年 11月 08日

    こんばんは。いつも楽しんで読んでます。
    ジルさんはもういらっしゃらなかったんですか?

      • woojee
      • 2015年 11月 08日

      コメントありがとうございます。ジルは他の宿にいました。もちろん会いましたよ。もうだいぶおじいちゃんになってましたね。月日の経つのは早いものですね。

  1. 2015年 12月 31日

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